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hash_init

(PHP 5 >= 5.1.2, PHP 7, PHP 8, PECL hash >= 1.1)

hash_init段階的なハッシュコンテキストを初期化する

説明

hash_init(
    string $algo,
    int $flags = 0,
    string $key = "",
    array $options = []
): HashContext

パラメータ

algo

選択したアルゴリズムの名前 (すなわち "md5"、"sha256"、"haval160,4" など…)。 サポートされているアルゴリズムの一覧については、hash_algos() を参照ください。

flags

ハッシュ生成の際に使用するオプションで、現在は、ただひとつ HASH_HMAC のみをサポートしています。これが 指定された場合、key必ず指定しなければなりません。

key

flagsHASH_HMAC が指定された場合に、HMAC 形式のハッシュで使用される共有の秘密鍵を 設定する必要があります。

options

様々なハッシュアルゴリズム向けの、オプションの配列。 現状は、MurmurHash バリアントが "seed" だけをサポートしています。

戻り値

hash_update()hash_update_stream()hash_update_file() および hash_final() で使用するハッシュコンテキストを 返します。

エラー / 例外

algo が不明な場合や、 暗号に適さないハッシュ関数の場合、 または key が空の場合に ValueError がスローされます。

変更履歴

バージョン 説明
8.1.0 options パラメータが追加されました。
8.0.0 algo が不明な場合や、 暗号に適さないハッシュ関数の場合、 または key が空の場合に ValueError がスローされるようになりました。 これより前のバージョンでは、false を返し、 E_WARNING が発生していました。
7.2.0 暗号に適さないハッシュ関数 (adler32, crc32, crc32b, fnv132, fnv1a32, fnv164, fnv1a64, joaat) は使えなくなりました。
7.2.0 リソースの代わりに HashContext を返すようになりました。

例1 段階的なハッシュの例

<?php
$hash
= hash('sha256', 'The quick brown fox jumped over the lazy dog.');

$ctx = hash_init('sha256');
hash_update($ctx, 'The quick brown fox ');
hash_update($ctx, 'jumped over the lazy dog.');
$incremental_hash = hash_final($ctx);

echo
$incremental_hash, PHP_EOL;
var_dump($hash === $incremental_hash);
?>

上の例の出力は以下となります。

68b1282b91de2c054c36629cb8dd447f12f096d3e3c587978dc2248444633483
bool(true)

参考

  • hash() - ハッシュ値 (メッセージダイジェスト) を生成する
  • hash_algos() - 登録されているハッシュアルゴリズムの一覧を返す
  • hash_file() - ファイルの内容から、ハッシュ値を生成する
  • hash_hmac() - HMAC 方式を使用してハッシュ値を生成する
  • hash_hmac_file() - HMAC 方式を使用して、指定されたファイルの内容からハッシュ値を生成する

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